機材について

  • 色々調べると機械の価格に幅がありますが、どうやって選べば良いの?
  • 選択肢は様々ありますので、まず最初の大きなポイントかと思います。
    どれも見た目が似ているのでわかりにくいですが、サイズや内部構造により価格にも幅があります。
    基本的な選び方は、こちら「必要な機材について」をご覧ください。

    (*よく「機材は総額でいくらかかるの?」と聞かれます。 → ご商売として使用する、プロ仕様のしっかりとした機材を揃えるとなると、総額で100万円前後を目安にお考え頂く必要がございます。中古機材の場合はもっと安価での導入が可能です。)
  • 中古の機材を購入しても大丈夫ですか?
  • 現在の状態はもちろんですが、万が一の故障時の対応、消耗部品の入手が可能か?という点がポイントかと思います。
    「サンドブラスト機」「製版機」に関しては、精密機械ではございませんので、間違った使い方をしなければそうそう壊れるものではありません。
    サンドブラスト機の販売メーカーであれば、故障にも問題なく対応できます。
    信頼できる会社からのご購入であれば大きなトラブルは少ないかと思います。

    「リサイクルショップ」や「中古機材のみを扱う会社」、もしくは個人からの購入は避けた方が賢明です。

    また、「コンプレッサー」「集塵機」につきましては、ご予算が許すようでしたら新品をご購入される方が何かと安心です。
    「コンプレッサー」「集塵機」を中古で購入される場合は、万が一の際のアフターサービスの事を考え、地元の業者様からご購入されるのが良いでしょう。
  • コンプレッサーや集塵機の「騒音」「振動」が心配です。
  • 設置環境にもよりますが、コンプレッサー・集塵機とも「静音」「低振動」の物がございます。
    弊社とお付き合いのある工房様も、マンション内・自宅内で運営されてる方はたくさんいらっしゃいますので、設置環境に合ったベストなご提案をさせて頂きます。

 マスキングフィルムについて

  • 色んな種類のフィルムがあるけど、結局はどれが一番良いの?
  • どれが「一番」ということはありません。一言で言うと、「どれも一長一短がある」という回答になります。

    ポイントは、
    • 価格(接着剤や現像剤、ロスも考えなくてはいけません)
    • 使いやすさ(「慣れ」の問題もあります)
    • 精度(作品・商品の出来栄えに関わります)
    • 効率(手間が多いものはマイナスです)
    • 使用期限(消費量と比較して検討が必要です)

    見た目が違っても性能は同じような物もありますし、逆に、見た目が同じようでも性能に差がある物もございます。
    お仕事・デザインの内容にもよりますが、「2~3種類」程度のフィルムをマスターし、うまく使い分けるのが一番お勧めです。

    また、全く同じフィルムでも、販売する会社によって名前が違ったりする場合もございます。
    現在、国内に流通しているマスキングフィルムの事でご不明点がございましたら、お気軽に弊社にご相談下さい。
    こちらの記事「マスクフィルムと研磨材」も参考にしてみてください。
  • フィルムの使い方は指導してもらえるの?
  • はい、もちろんです。
    弊社で取り扱っておりますフィルムのご使用方法はもちろん、
    弊社で取り扱いのないフィルムに関してのご質問も、遠慮なくお問い合わせください。
    お仕事の内容・作業環境などお伺いできれば、一番適したフィルムのご案内も致します。
  • ある販売会社から「1種類のフィルムでどんな彫刻でも可能」と言われたのですが、本当でしょうか?
  • 上にも記しましたが、現在流通しているフィルムはどれも「一長一短」なところがあります。
    販売会社の勧めるがままに限定したフィルムを使用されてる工房様も多いですが、やはり色々試してみることをお勧め致します。
    (*1種類のフィルムしか取り扱っていない販売会社は、それを販売しないといけないので、当然ですが「何でもできる」と言います。)

    例えば、網点のデザインばかりを扱うようなお仕事なら50μフィルムが必須ですが、深彫りを多用するのであれば100μ以上は必要です。
    また、厚みだけでなく、大量に制作する際は接着剤不要のフィルムの使用が効率が高いですし、水場のない場所で作業するのであれば現像不要のフィルムが便利です。
    段彫りやボカシをするなら、カッティングシートや接着剤不要のマスクが便利ですし(接着剤の層が無いため)、副業などで使用頻度が少ない方は商品寿命の長いフィルムのご使用が便利です。
    それぞれに長所・短所がございますので、「できる・できない」だけでなく、長い目で見て、一番適した組み合わせを探して頂くのが賢明かと思います。

 研磨材(メディア)について

  • 研磨材って種類によってどう違うの?
  • 研磨材には様々な種類の物がございますが、ガラス製品で「商用レベル」の仕上がりを求めるなら(WA ホワイトアルミナ)が一般的です。彫刻面を汚さず、美しい仕上がりとなります。
    詳しくは「マスクフィルムと研磨材」をご覧くださいませ。
  • 海外産の研磨材って大丈夫なの?
  • 国内の企業名で販売されている物も、実は海外産というのが現状です。
    海外産研磨材の中には、粒度にばらつきのある物や、強度が弱く消耗の激しい物など粗悪な物もございますので、大半の物はお勧め致しかねます。
    弊社の取扱研磨材は、いずれも国内のメーカーが海外で生産している物ですので、非常に良質です。安心してご利用下さいませ。
  • 他社と比べて「研磨材」が格段に安いですが、どうしてですか?
  • 有難うございます。
    「研磨材」は、ブラスト作業をする以上、絶対に必要な消耗品であり、お安くご提供したい思いがあります。
    独自ルートから大量仕入れをすることで、この価格を実現しております。
    現在流通量の多い「昭和電工製」はもちろん、他メーカー様の優良な研磨材も扱っております。
    是非「送料」まで計算し、他社様と比べて頂ければと思います。

 素材・商材について

  • 大量注文をすれば価格交渉できますか?
  • はい。 商品にもよりますが、まとまった数のご注文の際は遠慮なくご相談下さい。
  • 他社で取り扱っている商品を安く購入することはできますか?
  • ご希望の商材にもよりますが、ご期待に添えるようベストを尽くしますので、是非お気軽にご相談頂ければと思います。

 独立開業について

  • フランチャイズの本部に勧められて独立開業を考えているのですが、上手くいくか心配です。
  • 素人の方が、いきなり「本業」として考えるのは現実的とは言えないのではないでしょうか。
    もちろん、数カ月で生計が成り立つほどの収入を得る方もいらっしゃいますが、簡単なことではありません。
    (「運」や「縁」といった不確定要素が多数必要です)

    ただ、「彫刻商品の需要自体」は間違いなくあります。
    まずは副業的・趣味的にスタートし、徐々に大きくしていくイメージを持たれるのがよろしいかと思います。
  • 自己資金が少ないのですが、借り入れをして事業をスタートすることは可能でしょうか?
  • 上にも記しましたが、いきなり「事業」として考えることは避けるのが賢明かと思います。
    ただ、定職を持ちながら副業的に導入するための借り入れや、メイン事業を持ちながら多角化のために導入されるなどのケースでしたら、是非一度ご相談下さい。
    実績のある税理士やコンサルティング会社とも提携しておりますので、現実的なアドバイスをさせて頂きます。
    *新規事業で借り入れをされる際の審査というのは、「一定額の自己資金」「事業の経験」という点が最も重要視されます。
    貸し出す側の立場で言うと、「自己資金がない(計画的でない)」「事業の経験がない」人が始めても、まず上手くいかないと見られてしまうということです。
  • 開業するにあたり、初期の設備投資以外にどれぐらいの運転資金が必要ですか?
  • 形態(法人・個人・副業など)にもよりますが、運転資金を考えることが、事業において最も重要なポイントです。
    自宅で趣味や副業程度でスタートすると、さほど運転資金はかかりません。
    しかし、「事業」として始めた場合、軌道に乗るまでは思う以上にお金がかかるものです。
    最低でも半年間の生活費と、練習に伴う材料代の出費、HPやチラシなどの広告費程度は貯えが必要です。
    周辺状況は個々様々ですので、お気軽にご相談下さい。

 その他

  • 大量注文などの際、協力してくれる工房さんを紹介してもらえますか?
  • はい、可能です。
    現在お取引頂いている工房様は全国にいらっしゃいます。
    ご自身が受注された大量注文ですので、安心して製作して下さる方に頼みたいことと理解しております。
    難易度や分野によってご紹介させて頂く工房様も色々ですので、まずはお気軽に弊社にご相談下さい。

皆様より様々なご質問・お問い合わせを頂き、大変感謝しております。
この他にも、疑問に感じることやご質問などございましたら、どんな些細なことでも、是非お気軽にお問い合わせ下さい。